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【「不幸な結婚」を避けたい人へ】1000人に一人の幸せな結婚をする方法

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「努力する気がないなら結婚するな」

「99.9%は幸せの素人」より

いきなり過激な引用ですが、実は「結婚する前と結婚した後では、結婚後の方が平均的な幸福度は低い」というドイツの研究があります。

では、結婚はしない方がよいのかというと、そういうわけではありません。

結論から言うと、この幸福度の差は「努力次第」ということです。

では、どんな努力をすればよいのか。結論は以下の通りです。

  • 「慣れ」ないための工夫をする。
  • 価値観を一致させる。
  • 同じ時間を共有する。

今回の記事では、30代以上の方が悩むことが多い「結婚生活」や「夫婦の関係」について、1000人に一人の幸せを手に入れるための方法を解説します。

「結婚」の幸せ賞味期限は、3年!?

科学的には、結婚後は幸福度の高揚があるといわれています。

「え?結婚後は幸福度が下がるんじゃないの?」「言っていることがちがうじゃん!」と思われた皆さん。実はこの幸福度の高揚には賞味期限があるのです。

つまり「結婚した」こと自体の幸せは2~3年しか続きません。

「99.9%が幸せの素人」より

これは、いわゆる「恋愛ホルモン」が3年経過するとほとんど分泌されなくなるためで、つまるところ「慣れてしまう」ことで幸福度が結婚前に戻ってしまうということです。

この「恋愛ホルモン」による幸福度の高揚が終わった後、より幸せになる夫婦もいれば、平均以下まで幸福度が下がってしまう夫婦もいます。

この幸福度の差が「努力次第」ということですね。では、どのような努力が必要かというと「慣れ」に抵抗する努力です。

例えば、いつも料理をしてくれることへの感謝を伝える、仕事から帰ってきたときに笑顔で「お帰りなさい」「待ってたよ」と言ってみる。

本書では、他にも以下のような「努力」が紹介されています。

  • 何でもない日に、パートナーに感謝のプレゼントをする。
  • ケーキ屋や花、パートナーがほしがっているものを買って帰る。
  • 「愛している」と伝える。
  • 一緒に旅行へ行く。
  • パートナーの挑戦やうまくいったことに関心を示す。

つまり、彼氏や彼女のときや、新婚のときに自然とやっていたことを続ければよいのです。もしかすると以前のような「トキメキ」「ドキドキ」はないかもしれませんが、「愛は動詞」という言葉があるように、言葉にしたり、行動を続ければ、そこに愛情が灯るのではないでしょうか。

幸せな夫婦が一致させているのは○○

結婚後の幸福度を高める方法として、筆者が挙げているのはあるものを一致させることです。

それは、性格でも、趣味でもなく、「価値観」です。

筆者によると、性格の一致は幸福度に相関がなかった一方で、価値観の一致は幸福度に相関があったそうです。

「価値観の一致」こそ、パートナーシップの幸福度にもっとも大切なことなのです。

「99.9%が幸せの素人」より

とはいえ、価値観を一致させるためにどうすればよいのか…。

その答えが、価値観13項目とそれを話し合う月一回のミーティングです。

筆者が紹介している一致させたい価値観13項目の中でも、こーじつが毎月確認したいと思った5項目はこれです。

  • 今月、来月、今年やりたいこと
  • スケジュールの共有
  • お金の使い方
  • 子供の育て方
  • 休みの日の過ごし方

「え?こんなこと?」「もうやってるよ」と思った方も多いかもしれません。でも、その内容、本当に二人とも納得していますか?

「急だけど、明日は仕事が入ったから」→(え…、私も予定があったのに…)

「○○さんも下の子を塾に通わせるんだって。紹介してもらったところに体験行ってみるから」→ (塾なんて必要か?)(そもそも行きたがってるのか?)

なんてやりとり、どこのご家庭にもありそうですよね(自分自身にも突き刺さる…)。

そこで必要なのが、月一回のミーティングです。

仕事上では、納得しないまま話を進めることはタブーですよね?きちんと共通の目的や目標があって、それに向けてスケジュールを組んだり、手段を決めたりします。だからこそ、協力ができ、目的や目標の達成が近づきます。

これを家庭でもやろう、というわけです。

まず時間を決め(ミーティングの設定)、夫婦で価値観を一致させて(今月・来月・今年やりたいこと、子どもの育て方)、その目標に向かってスケジュールを組んだり(スケジュールの共有、休みの日の過ごし方)、手段を考えたりする(お金の使い方)。

好き同士で結婚した相手とは言え、他人は他人です。これまで違う体験、経験を20~30年以上してきた相手ですから、言葉で伝え合うことは絶対に必要です。

ぜひ、早速今月のミーティングをいつ行うのか、パートナーと相談してみてください。

最初はぎこちなくても継続が大切です。「似たもの夫婦」という言葉がありますが、それは自然と価値観の一致を続けた結果なのではないかと思います。

始めの一歩さえ踏み出せば、あとは続けるだけでいつか結果がついてきます。長い夫婦生活ですから、初めの一歩は今すぐに、結果は気長に待つ。というスタンスがぴったりだと思います。

夫婦の親密度を1.4倍にする方法

価値観の一致が重要ということはわかったけど、やっぱりハードルが高い…。そういう方は多いのではないでしょうか。

ちなみに私は解決志向が非常に強いので、話し合いのつもりが、気が付くと問い詰めるような展開に…。価値観の一致どころか価値観の押し付けのようになってしまうことがあります(深く反省…)。

「そもそも恥ずかしくてそんな提案できない。」「もう少し自然に関係を深める方法はないか?」

そんな方におすすめなのが、パートナー、家族とのイベントを計画するという方法です。

前回の記事「0.1%の幸せな人になるお金の使い方」でも紹介した通り、人の幸福度を継続的にあげてくれるのは「体験」や「経験」です。

賞味期限のある「恋愛ホルモン」とは異なり、思い出すことで繰り返し幸福感が継続する「体験」や「経験」の効果は、一時的ではなく、持続しやすいのです。

「ちょっと夫婦で食事に行こう」「家族で旅行へ行こう」といったことなら、気恥ずかしさを感じることなく、自然と提案できるのではないでしょうか。

さらに、外食や旅行よりも、もっと簡単に親密度を上げられることを示す、以下のような調査もあります。

「週に1回以上晩酌を共にする夫婦のほうが1.4倍親密度が高い」

「99.9%が幸せの素人」より

つまり、何か特別なイベントではなくても、同じ時間を共有するだけでもいいのです。

毎日家族で食卓を囲む、夫婦で一緒に料理や掃除をする、一緒に朝の散歩や通勤をする等、これなら実践のハードルも低そうですね。

1000人に一人の幸せな結婚をする方法

ここまでの話をまとめると、

  • 「慣れ」ないための工夫をする。
  • 価値観を一致させる。
  • 同じ時間を共有する。

今回の記事で紹介した内容は本書のごく一部ですが、結婚して10年以上経つ私自身も日々意識して、少しずつ少しずつ実践しています。

(ちなみ、今の妻と結婚出来て、愛する家族がいて本当によかったと思っています。)

結婚や人間関係についての章だけでも「夫婦で一致させるべき価値観13項目」や「夫婦のミーティングの最後に必ずやるべきこと」、「『うれしい時』にこそ寄り添うべき」といった、「そうだったのか!」「実践したい!」と感じる知識が盛りだくさんです。

ぜひ、本書を手に取って「幸せの玄人」になってください。

大切なのは「知識の数」ではなく「できることの数」。

「99.9%は幸せの素人」 より

知識は素晴らしいものですが、あくまでも「潜在的なパワー」です。今日の記事の内容を実践することで、毎日を「い日」にしていきましょう。

では、今日も「い日」でありますように。

ABOUT ME
こーじつ
2児の父で現職小学校教員。特技は読書。時間があれば何冊でも読み続けることができる。読書で得た知識をもとに悪戦苦闘の末、「毎日ほぼ定時退勤」を実現し、働き方や暮らし方に悩む子育て世代と共有するために発信中。「焦らず、弛まず、コツコツと」がモットー。